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骨格標本の作り方。簡単(?)な方法をご紹介【自由研究にも?】

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長女は小4の自由研究でヒヨドリの骨格標本を作り、賞を2ついただきました。

長女は別に骨格標本が作りたかったわけではなく、

鳥の研究を続けたい→死んだ鳥を妹が拾ってきた(※)→せっかくだから標本にしよう

という流れでこの研究を始めました。

近年、鳥インフルエンザの危険もあるので死んだ鳥は触らないようにしましょう

結果、骨大好き少女になってしまったわけですが。

長女の許可がとれたので、骨格標本の作り方をざっとご紹介します。
小学生がやった手順なので間違いもあるかと思いますが、この時に作った骨格標本は1年以上経った今もカビたり痛んだりせずに維持できています。

ちなみに骨格標本の作り方は今回ご紹介する方法だけではありません。
詳しく知りたい方は、「ホネホネ博物館 このはNo.8」に詳しく書いてあるので、参考にしてみてください。

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目次

骨格標本の作り方

骨格標本を作るには、標本にする動物が必要です。
まさか捕まえてくるわけにはいかないし、長女の様に死んだ動物(鳥)を拾ってくるのは、子供が扱うとなると衛生面でリスクが高いかも…。

手羽先とか豚足とかケンタッキーでも標本は作れるので、子供がやってみる分にはその方が安全かつ健全です。

肉を除去して骨にする

骨格標本ですから、骨だけの状態にしなければなりません。
本物の動物でなくても、手羽先にだってかなりの量の肉がついていて、完全に取るのはなかなか大変。

長女は

  • 花壇に埋める
  • 水に浸けて腐らせる
  • 薬を使う
  • 虫(ミルワーム)に食べさせる

など何パターンか考えた末、花壇に埋める方法をとりました。
小4女子に解体は…私もさせたくなかったので。
ちょうどうずらの餌のミルワームを飼っているので、ミルワーム案も候補にはなりましたが、花壇にお願いすることに。
自由研究には、「一度はお墓を作ってあげたかったから」と書いてありました。

食肉の場合は茹でてある程度肉を外し、骨にこびりついた分はポリデントなどの入れ歯洗浄剤に浸けておくとだいぶきれいにとれます。

長女はミニ実験として手羽中肉で試していました。

漂白する

骨だけの状態にしたら、今度は漂白します。
長女の場合は花壇から掘り返したので、骨がバラバラでどの部位なのかを調べるのに苦労していました。

ある程度パーツごとに分けたらお茶パックに入れて漂白剤に浸けると後が楽。

この時点で背骨から首の骨にかけてはワイヤーを通してまとめていました。

漂白剤の使用は子供だけでは危ないので私が手伝いました。

よく洗い流したら、しっかり乾燥させます。

骨の組み立て

骨格標本を作る上で何が大変かって、バラバラになった骨を組み立てること。

まずは平面に並べて、骨についてよく知ることから始めます。

手羽先などの食肉ならこの過程をある程度省略できるので簡単に作れそうです。

花壇の中で行方不明になった骨も多数あり…足りない分は針金などで補いました。

で、完成。

ヒヨドリの骨格標本を入れる容器は、味付け海苔の入れ物がピッタリでした。

カビが生えないように珪藻土で出来た乾燥材を入れてあります。

小学生にとってはなかなか大変な作業ではありましたが、達成感も大きかった様です。

この研究で得たものといえば…

何も見ないで骨格図を描けるようになりました。
いつかどこかで役に立つのだろうか…。

参考書籍としては、「食べて始まる食卓のホネ探検」「骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方」「標本の作り方―自然を記録に残そう」「ホネホネ博物館 このはNo.8」などがあります。

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