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「吾輩は猫である」小学生向けもたくさんありました
長女が宿題をしていました。
学年末に行われる、漢字200問テストの勉強。
面倒臭そうに漢字練習をしながら、
と呟く長女。
というやりとりがあり、どうして長女が夏目漱石の坊ちゃんを知っていて、更にその初版が収録されていた「鶉籠」の存在まで…と不思議になりました。
と曖昧な返事。
そして
と、吾輩は猫であるの冒頭を唱え始めた。
学校では習っていない、家にもない。
図書室で借りたこともなければ、一人で図書館に行くこともないので一体どこで知ったのか、この日の長女は謎に包まれていました。
小学生(低学年)も読める「吾輩は猫である」
と聞くと、しばらく考えて
と長女自身もよく分かってない…。
「読んでみたい?」と聞くと、「読みたい!」とのことなので、Amazonで調べてみました。
すると、あった!!長女の指さす先には子供向けの絵本「吾輩は猫である(声にだすことばえほん)」。
私も見覚えがある。矯正歯科の待合室!
次女の治療を待つ間に一度だけ読んで、きっととても印象に残ったのでしょう。
冒頭を暗記していました。
この絵本版は小学校低学年から読める内容・構成になっています。
字は大きめで、漢字も全てフリガナが振ってあるのでまだ習っていない漢字も大丈夫。
もし1年生の次女も読みたい!と言ったら間違いなくこの絵本を選びます。
今回は10歳長女(もうすぐ5年生)が対象なので、本人に確認すると「もっと字が多くても大丈夫」とのこと。
絵本版はさすがに長編を読み切れない子供向けに抜粋した内容になっているので、長女には吾輩は猫であるフルバージョンを購入することにしました。
高学年が選ぶ吾輩は猫である
Amazonで調べたところ、「坊ちゃん」はそれなりにあるものの、「吾輩は猫である」の子供向けで新しいものはあまりない…。
講談社青い鳥文庫
講談社青い鳥文庫の吾輩は猫であるは上下巻に分かれた長編。
内容はほぼ大人向けと同じですがフリガナや字の大きさ、仮名遣いなど小学生にも読みやすい配慮がされているそうです。
偕成社文庫
これも良さそうだなと思ったのが偕成社文庫の吾輩は猫である。
フリガナだけでなく、馴染みのない分かりづらい言葉には解説もついているので勉強しながら読み進められそうです。
青い鳥文庫は2017年版がありますが、偕成社文庫は1996年版でやや古いのが難点。
漫画版「吾輩は猫である」
吾輩は猫であるは長編なので、読書があまり好きではないけれど日本文学を知っておいてほしい!という時は漫画を読んでみるというのもひとつの手かなと思います。
漫画版は、漫画で読破シリーズがなかなか良さそう。
私的には先に本を読んで物語を気に入ったら漫画で何度も楽しんでほしいなと思うのでまだ手を出していません。
そして先日発覚した新事実
長女は活字派(メモ
(当時)10歳女子が選んだ「吾輩は猫である」
最終的に活字派の長女(当時10歳)が選んだ吾輩は猫であるは、こちら↓
一緒にAmazonを見て回って、最終的に長女が「これ!」と言ったのは、宝島社文庫の吾輩は猫である。
普通の大人の文庫本でした。きれいにはがせますシール貼ってあるし。
おそらく表紙で選んだと思いますが、一応ちゃんと中身も確認して、これなら読めるというので買ってあげました。
自作のうずら(うちのペット)のしおりが可愛い。
フリガナは時々振ってあります。
内容は原文ままですが、漢字は全て新字体になっています。
巻末に517項目の注釈も載っているので参考には出来ますが、注釈そのものが子供には難しいかもしれません。
辞書を引きつつ読むのもいいかな。
その後…
やっぱり難しそうだし、途中でギブアップしたら上に挙げた小学生向けの文庫本を用意してあげようかと購入直後は考えていましたが、学校の読書の時間やピアノ教室の待ち時間などにちょこちょこ読み進み、読破しました。
巻末の注釈部分のボリュームがあるので、すぐに調べられるように前回調べたところに付箋でしるしをつけてありました。
子供なりに工夫していてなかなか面白いです。
活字派の長女は読破しましたが、小学生なら上で紹介した小学生向けをおすすめします(笑)