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鼻涙管閉塞の治療(マッサージ&ブジー)の記録【赤ちゃん時代】
7歳次女の赤ちゃんの時の話です。
出産予定日を1週間過ぎ、3350gで生まれた次女。
丸々とした健康体でしたが、気になることがありました。
なんかずっと涙目。
左目だけがいつもウルウルしていて、目やにが出来やすかったり、腫れることもあります。
産後の1週間健診、1ヶ月健診で出産した産婦人科でも相談したのですが「目薬出しときましょうね」で終わり。
その後幼児と乳児を抱えて引越しもしたので、ずーっと気になったままバタバタしていて3ヶ月健診(集団検診)を迎えました。
内科健診では小児科のお医者さんが何人かいて空いたところに進むのですが、たまたま地域で小児科といえば〇〇クリニック!と言われる小児科の名医に当たりました。
首の据わりや全身状態をチェックするお医者さんに、ここぞとばかりに「産まれてからずっと涙目なんです」と相談すると、「うん、この子は鼻涙管閉塞だね。」と即答。
ビルイカンヘイソク!?
次女の涙目の原因は、鼻涙管が詰まっていたせいだったようです。
赤ちゃんの先天性鼻涙管閉塞の治療
「どこに住んでるの?」とそのお医者さんに聞かれました。
町名を伝えると、「そこなら線路の反対側の〇〇眼科に行きなさい。あの先生なら大丈夫だから。」と、何とも頼もしい一言。
翌日、早速その眼科に行きました。
古くて暗い小さい病院。
壁にかかる「受付」のフォントが古い。
…大丈夫か?
ちょっとばかし不安になりつつも、診察を受けてみることにしました。
診察室にはとても優しそうな初老の先生がひとり。
私が前向きで次女を膝に乗せて見せると、「ごめんね~」と言いながら次女の目を診察してくれました。
「△△先生にこちらを受診するようにと教えていただきました」と言うと、「集団健診で見つけてもらえるなんて、ラッキーだったね」と笑っていました。
産婦人科でも分からなかったもんな…。
まずはマッサージ
先天性鼻涙管閉塞の治療、まず最初にしたことはマッサージ。
眼科の先生は、
「鼻涙管閉塞の治療をいきなりこの子にするのは可哀相だからね。2週間、目薬をさしてマッサージしてみて。まずはお母さんの力でね。」
と言いました。
処方されたのは、クラビット点眼液0.5% 10ml
1日3回、左目の目頭と鼻の付け根辺りを指で押すようにマッサージをします。
わりと頑張りましたが、あまり変化が見られないまま2週間後の再診…。
鼻涙管を通す処置(鼻涙管開放術・鼻涙管ブジー)を受ける
診察の結果、やっぱり鼻涙管は治っていませんでした。
母の力及ばず…。
「…やりましょう」
とのことで、次女だけ別室に連れて行かれ、鼻涙管を通す処置(鼻涙管開放術・鼻涙管ブジー)を受けました。
下まぶたの目頭側にある小さな穴に細い針金を刺し込み、鼻へと繋がる管(鼻涙管)の詰まりを解消する処置です。
待合室で待つこと10分超。次女の絶叫が聞こえてきます…。
こういうことは長女の採血で慣れていましたが、やはり辛いですね。
処置が終わり迎えに行くと、ベッドの上で顔を半分真っ赤にしてヒックヒック言ってる次女。
あぁ~可哀想…。
上等な鼻涙管に産んであげなくてごめんね。
先生は、
「とてもがんばってくれましたよ。入り口と出口、2箇所塞がっていました。うまくいけばこの一回で通ります。もし腫れたら明日でもいつでも診せに来て。何も無ければ1週間後に来て下さい。」
と、いつもの優しい笑顔を見せてくれました。
見せてもらった針金は意外と太く、それを4センチくらいの深さまで刺したのだとか。
おぉ怖い。
先天性鼻涙管閉塞、その後
その後の日々も再診も異常はなく、通院は終了しました。
産まれて3ヶ月、ボヤ~ンとしつづけていた次女の左目。
処置後数日で涙目、目やに、腫れがスッと引き、パッチリおめめになりました。
正直、赤ちゃんの目に針を刺すなんて可哀相でなりませんでした。
でも赤ちゃんだからこそできる処置ともいえるそうです。
幼児になって自我が芽生え、力がついてからでは、数ミリもズレてはいけない慎重な処置を行う時に完全に押さえつけることができなくなります。
親としては辛い処置ではありましたが、娘の場合は産まれて3ヶ月以上続く目の不調とオサラバできたので、受けて良かったなと思います。