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「バカなおとなにならない脳」を子供と一緒に読んだ
世の中は全然平等じゃない。
正直者が馬鹿を見ることも多くて、いじめっ子に罰なんて当たらなかったり、おかしな大人に抑えつけられたり、嫌なことがたくさんあったり。
特に義務教育の間はそんな風に思う事がたくさん。
正直、親の立場でこんなこと言うのも何だけど、親も子もろくでもない奴がたくさんいます。
先生だって100%正義じゃない。
子供達にはそんな狭い世界で萎縮して、縮こまってほしくないなと私はいつも思っています。
そんな馬鹿馬鹿しいところで終わらせないで、自分の人生を生きてほしい。
そんな事を考えていたら長女からのリクエストがあったので、この一冊を手に入れました。
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解剖学者・東京大学名誉教授の養老孟司さんの本です。
バカなおとなにならない脳
小・中・高校生から寄せられた質問に養老孟司さんが答えていく形なのですが、大人から見たら何てことはない思春期特有の狭い世界の中で起こる悶々とした悩みや疑問を、脳の仕組みを軸に教えてくれます。
親から言われる「早く寝なさい」も「早く寝ないとバカになる」の意味もこれを読めば分かります。
親や大人が全て正しいのではなくて、本の中では間違った大人をビシッと否定してくれるのも良いですね。
これは親も一緒に読んで考えを改めなければなりません。むしろ親が先に読んだ方がいい。
いつかさかなクンも言っていましたが、「学校という狭い括りだけが世界じゃない」というメッセージが所々に登場するところも、この本を子供に読ませて良かった理由のひとつ。
親としても常々話してはいますが、やっぱり本から得るものは大きいなと。
人目を憚らず思いきり喧嘩をしたり言い合いをしたり暴れたり泣いたりと、自分の感情をストレートに表現する子供ではなく、理不尽な扱いを受けても一歩引いて、「…え?何なの?」と構えてしまうそんなタイプの子に向いているのではないかと思います。
そんな子が壁にぶつかったり、うまくいかなかったり、理由もなく悶々とした時にこの本を読むと、「何だ、そうなんだ」と思えるような答えが載っているかもしれません。
私もこの本を10代の頃に読みたかったなと思います。
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