英検5級に(当時)小学4年生の長女が初挑戦・合格した時のグダグダ勉強法をご紹介します。
具体的な勉強法&合格に至るまでの経緯は長くなるので、先に使用したテキストをご紹介しておきます。
長女が使ったのは
- 英検5級 過去6回全問題集 (旺文社)
- 英検5級 でる順パス単 (旺文社)
- 7日間完成 英検5級予想問題ドリル (旺文社)
- 小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル(旺文社)
以上の4冊。
過去6回全問題集はリスニングCDを別途購入する必要がありますが、長女の場合は過去問のCDは買わず、英検5級予想問題ドリルに付属するCDとリスニング問題で勉強しました。
長女は英語を習っているとはいえまだ5級レベルの内容を教わっていないので、英検受験に向けて自主的に勉強が必要でした。
その勉強法は・・・
- 小学生のための英検5級合格ドリル&でる順パス単でざっと勉強
- 予想問題&過去問を間違えなくなるまで繰り返し解く
ざっくりとこんな感じ…が理想です。
しかし現実はそう甘くはいきません。
長女、勉強しません。でも結果は余裕で合格。
そんな長女の奮闘記は以下のとおりです。
勉強しない子供が英検5級に合格した時の記録
長女は10月(2016年第2回)に初めて英検5級を受験し、合格しました。
正直、日頃の長女の様子からは信じられない結果。
年長から英語を習っているとはいえ、まだリズムや会話が中心で、きちんと文法を習う段階ではありません。
そして何より長女には英語に向ける情熱がない。それなのに習いたいと言うのでとりあえず続けています。
小4の夏休みの終わり頃、なぜか本人が英検を受けたいと言い始めました。
試しに過去問を買ってやらせてみたものの、正答率8割程度。
過去問によっては半分程度の時も。
間違えた問題の一文を一緒に見直してみました。
You’re welcome,Peter.




…そんな10歳女子が英検5級一発合格するまでの記録をまとめました。
英検試験本番2ヶ月前~1ヶ月前の様子



と、申込期日ギリギリまで聞き続けたのですが、受けると言います。
同じ教室の友達は受けません。なのに長女は受けると。
受けるって言ったくせに勉強する様子はありません。
時々テキストを読み、問題をちょっと解いては間違えてる。
What do you have in your bag?
に対し、
Yes,I do.
を選択する長女。






…確かにそうだけど。
こんなどうしようもない感じですが、「小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル 」
When is your birthday?
が出てくると100%間違える。
不思議なくらいピンポイントで間違えるのでどうしたものかと、一度声に出して読ませてみました。



ダメだこりゃ。
英検試験本番1ヶ月前~前日・当日の朝の様子
2学期が始まり、学校生活も運動会の練習も交えて本格的に始まり、火~金の習い事も通常通り開始しました。
月曜日以外は6時間授業なので16時過ぎに帰宅。
家に帰って一息ついたら習い事。
習い事から帰ったら学校の宿題。
合間合間にグタグタしながらおやつの時間や夕食・お風呂など日常生活を挟みます。
英検の勉強する時間ないじゃん。
いや、あるはずです。
ピアノ教室は次女のレッスン中の30分、長女はただボサ~ッと待ちます。
火曜日の習い事は少し時間が遅いので下校後1時間半は家にいます。
日数調整で習い事が無い日もありました。
もちろん土日も、9月は連休もありました。
おいおい勉強しなさいよ。
試験本番2週間前、放任主義の私もさすがに口を出し、



と命令しました。
英検本番前日~当日の朝
命令してからはそれなりに毎日予想問題と過去問を解いていたので、まぁいいかと見守っていました。
採点するとほぼ満点をとれるようになっていたし。
しかし試験本番前日、総まとめとして英検公式サイトに載っていた過去問をやらせてみたところ、単語をちゃんと覚えていれば間違えるはずがない問題をいくつも間違えてる…。
単語のテキストを見ると、やった形跡がない。
極めつけに、



滅多にキレない私は、遂にブチ切れました。
自分から希望して受ける試験であること、必要な受験料もテキストも用意して余裕を持って試験に臨めるように日程のアドバイスもしてあげているにも関わらず肝心な努力を怠っていることについて説教。
ついでに英語教室に今までに支払った授業料と、私がこれだけの額を稼ぐのに要する時間を示し、



と言ったところで長女号泣。



手つかずだった単語のテキストを23時頃までかかり一冊チェック。
分からなかったところには付箋を貼り、当日の朝少し早起きをして付箋を貼ってあるところのみ答えられるようになるまで何ターンか繰り返していました。
小学4年生、英検5級の合否は
このようにグダグダの試験対策を乗り越え、いざ試験へ。
5級ということもあり初受験の子ばかりで、「家の電話番号分かる?生年月日知ってる?」とみんな親の方がソワソワ。
※解答用紙には名前・電話番号・住所・郵便番号・生年月日を書くそうなので、覚えているかどうか怪しいお子さんには事前にメモを渡しておくなどした方が良いと思います。長女にも渡しておきました。
長女が受けた試験は準会場だったため、本試験の前日に行いました。
そのため問題用紙を受け取ったのは翌週の英語のレッスンの時。
問題用紙に書き込んであった長女の解答と解答速報を見比べて自己採点しましたが、2016年度からは点数ではなくスコアで合否を決めることになったそうで、自己採点したからといって合否の予測は出来ませんでした。
長女は50問中4問間違い。
数日経ち、いよいよ合否の発表。
結果は…
余裕で合格してました。
しかもわりと良い成績。
この結果から、単語を覚えていればなんとかクリア出来るかも?と感じました。
逆に言えば単語が頭に入っていなければちょっと厳しい。
といってもスペルを書けなくても、目で見て意味が分かる程度で大丈夫。
英検5級試験に向けて使った対策テキストなど
上記のようにグダグダだった長女が英検5級に一発合格するまでに使ったテキストなどを改めてご紹介します。
※実際に使用したのは2016年度版ですが、新年度版が発行されたテキストに関しては新しい方を掲載しています。
英検5級過去6回全問題集(旺文社)
英検5級過去6回全問題集(旺文社)。過去問ですね。
これは長女が通う英語教室でこれから英検を受ける子が使う教材として指定され、各自購入したものです。 英検の過去問は公式サイトにも過去3回分が載っていますが、プリントしたものよりは子供が手に取って取り組めるので過去問の本は一冊あるといいなと思いました。
なんてことを一夜漬け娘の親が言っても説得力なさすぎ。
ちなみに過去問にはリスニングの問題は掲載されていますが、CDは別売りです。
長女はCDは買っていないので、この過去問のリスニング問題は使っていません。
リスニングに関しては下でご紹介する問題集(小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル)で練習しました。
英検5級でる順パス単
英検5級でる順パス単(旺文社)。これも英語教室推薦の一冊。
一夜漬け娘はおそらくこれに助けられました。
いや、これを全然やってなかったから一夜漬けするはめになったのか?
自分も昔使ったような、赤いシートで隠して覚えるアレです。
単語の意味を理解していないと解けない問題も出てきます。
英語わかんなくてもこの一冊をダーッと思えれば何とかなっちゃうかも?
小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル
小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル(旺文社)。
上の2冊は英語教室で指定されて購入したものですが、これは個人的に購入したドリルです。
長女が所属する英語教室のクラスではまだ会話が中心で、試験に出る会話は習っているものの文法としては教わっていません。
そのためリスニングは出来ても文章の組み立ては曖昧。
当然doとdoseの使い分けなんて分からない。
英語のレッスンの時間内で英検対策のコーナーが設けられているものの、今のクラスで今回受験するのは長女一人なのでそこまで本格的に教わることは不可能です。
というわけで購入したのが小学生向けに分かりやすくまとめられたこの一冊。
ごく基礎的なことをイラストを交えて教えてくれるので、これで真面目に勉強すれば英語を習っていなくても合格圏に入れるだろうなと思います。
長女は試験本番2ヶ月前からこのドリルを始めました。本格的(かどうか知らないけど)に読み始めたのは1ヶ月前くらいかな。買ってあげたのは3ヶ月前ですけど。
7日間完成 英検5級予想問題ドリル
7日間完成英検5級予想問題ドリル(旺文社)。
自分で受けると言ったのに全然勉強している気配がない長女を見ていたら一抹の不安がよぎり、試験本番1ヶ月前に購入しました。
使い始めたのは2週間前からですけど。
このドリルと過去問を解き、間違えた問題は英文を訳させてどこをどう理解していないのかを見ました。
過去問はCDが別売りですが、この予想問題ドリルはリスニングCD付きなのでリスニングは予想問題ドリルで練習しました。
英検ネットドリル
長女の英検の勉強は旺文社のテキストが大活躍したわけですが、旺文社のテキストで勉強ができるネットドリル(開発及び販売元:
ネットドリルには、上でご紹介した「でる順パス単」「7日間完成予想問題ドリル」「過去問集」がばっちり収録されています。
詳細はこちら旺文社英検ネットドリルの詳細(株式会社ショウインの公式サイト)
購入したIDは1年間使い放題。
本だと書き込んでしまったりして、残念ながら今回不合格だった場合はまた買い直し!ということも…。
ネットドリルなら旺文社のテキストを1年間繰り返し使えるので、長女のように短期集中一発合格ではなく、じっくり取り組みたい場合におすすめです。
英語の先生曰く、「5級でそこそこの結果を残せても4級以上は甘くない」とのことだったので、5級の結果を見て4級対策に使い始めても良いかもしれませんね。
ドリルを何冊も購入して、更にDSソフトや有料アプリを買い足すならネットドリルがお得かも。
iPhoneアプリ
試験直前の待ち時間には、iPhoneアプリも使用しました。
いくつか試して、一番使いやすかったのは以下の2種類。
英検英単語(無料)
試験に出る単語を網羅しているので空き時間にちょこっとやるにはちょうどよかったです。
5級~2級まで対応しているので今後も使えます^^
英検リスニングマスター5級4級(無料)
リスニングのみ集中して鍛えられます。
ステージモード・実戦モード・あやふや問題があり、苦手なところを繰り返し取り組めるので同じような問題ばかり間違える長女にはとても良かったです。
総括
英語に大して興味がない10歳女子の英検5級受験。
お金払わせといてなによ!!と非常にイライラヤキモキしましたが、何とか無事合格し、めでたしめでたし。






ちなみ長女は4級・3級・準2級全てグダグダ勉強法で一発合格を果たしました(2019年現在)。
そろそろ本気で努力しないと結果はついてこないという経験が必要だと思います(切実)。