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犬アレルギーの子供の症状と治るまでの記録【ずっと一緒に暮らしてます】
我が家は、犬・猫・鳥・スナネズミ・魚などたくさんの生き物を飼育しています。
元々は私が好きで飼っている動物なので生まれた時から動物に囲まれているからか、子供たちも自然と動物大好きになりました。
しかし長女は犬・猫アレルギー。それは生後6か月の時に発覚しました。
病院では食物アレルギーの治療が主でしたが、私にとっては治療法がある程度確立している食物アレルギーよりも犬猫アレルギーの方が衝撃で、頭が真っ白になりました。
現在長女は小学校5年生。
家のペット達は今も普通に一緒に暮らしています。
ペットの里親サイトを覗くと、子供のアレルギーが原因でペットを泣く泣く手放すケースが多く見受けられます。
それは辛い…というわけで、今日は動物アレルギーの子供とペットと一緒に暮らす方法(我が家の場合)をお伝えします。
動物アレルギーとアレルギー科
食物アレルギーは食べなきゃ何とかなりますが、一番私を悩ませたのは犬猫アレルギー。
アレルギーが発覚した生後6ヶ月頃の長女は、犬と同じ部屋に入るだけで目を痒がる状態でした。
当時アレルギーのかかりつけにしていた病院を受診する度に「犬はまだ処分してないの?子供が死んでもいいの?」と言われました。
無理です。
でも子供が死ぬのも無理です。
もうこの病院無理です。
というわけで少し遠くの総合病院で週に1度しか診察していない小児アレルギー専門科を受診することになりました。
その病院の先生は、「そりゃ飼わない方がいいけど、犬だって家族だしねぇ」と笑って、犬(猫)との共生の仕方を細かく教えてくれました。
最初からこの病院に行けばよかった。
アレルギー児とペットの共存
小5の長女の犬・猫アレルギーの数値はクラス4。
クラス6が最高なので、比較的高い部類です。
でもよく考えると、春はクラス6を振り切っているスギ花粉の中で生活してるんだからクラス4の犬猫との暮らしは不可能ではない!というのが私の考え。
というわけで悲観して動物たちとの生活を諦めるのではなく、うまいこと共生する方法を模索し、現在に至っています。
犬猫アレルギーは主に唾液、フケ、毛(毛についた唾液やフケ)に反応するので、単純に考えればそれらを出来るだけ取り除けば良いわけです。
というわけでとりあえず家中を掃除しましょう。
ここでひとつ重要はポイントは、先に水拭きをすること。
いきなり掃除機をかけるとアレルギーの原因になる動物の毛やフケが舞い上がるので、先に拭いておきます。
特に猫の場合は毛づくろいをするので、毛に唾液が多く付着しており、犬と比べると唾液で粘着度が増し壁に付着する量が多く、更に毛先が尖っているので吸い込んだ時の刺激が大きいそうです。
私はクイックルワイパーの様な使い捨てのフロア用ウェットシートを使っています。
そして水拭きのあとに掃除機をかけます。
毎日の掃除もこの方法を取り入れただけで、長女の症状は随分変わりました。
あ、嘘です。掃除は毎日してません。それでもアレルギー症状は軽減しました。
オススメ掃除機はパナソニック
掃除機はその当時購入した、今は亡きナショナルのモーターヘッドタイプ。
16年以上頑張ってくれました。
その後、2022年にパナソニックの新機種に買い換え。
ちなみに巷でとても評判の良いマ〇タのコードレス掃除機を最近購入したのですが、ヘッドにモーターがついていないとこんなに違うのかと愕然としました…。
ペットを飼っているご家庭はモーターヘッド型が絶対におすすめです。
以前、我が家と同じようにお子さんがアレルギー&犬猫飼いの友人に「掃除機何使ってる?」と聞かれ、「ナショナル…」と答えた私。
どうやら参考にならなかったようで、友人はダイソンのペット対応の機種を購入しました。
やっぱりダイソンすごい!と言っていました。
空気清浄機
空気清浄機はアレルギーのためというか、臭い対策というか…24時間稼働させています。
家にはダイキンとシャープの空気清浄機がありますが、どちらも使った感じは大差ありません。
加湿機能などはついていないシンプルなタイプにしています。
選ぶなら実際の部屋の広さよりも少し大きめがおすすめです(部屋が6畳なら、8~10畳タイプとか)。
洗える布団&高密度シーツ
アレルギーなのに犬も猫も子供の布団で一緒に寝ています。
これはさすがに病院では話せない…。
というわけで布団は掛布団・敷布団ともに洗濯機で丸洗いできるタイプ。
敷布団・掛布団・枕カバーは高密度タイプ。
ツルツルしますが、冷たいわけではないので私は好きです。シルクっぽい感じ?
布団には掃除機をかけてます(たまに)。
抗アレルギーカーテン
カーテンにもペットの毛やハウスダストがたくさん付着します。
子供ってカーテンにグルグル巻きになったりしますから…カーテンも抗アレルギー仕様のものを使っています。
私が日頃行っている対策は以上です。
長女は成鳥と共に犬と触れ合っても症状が出なくなりました。
あとは定期的に犬をトリミングに連れて行くようにしています。
月に1回のペース。
動物アレルギー、その後の症状とおすすめのケア用品
以前は犬の鼻が触れただけで触れた部分が鼻型に赤くなるほどでしたが、小学生になった今は泣いたら涙を舐めて慰めてもらうほどの仲になりました。
ただ、家の犬猫は平気でもよその犬や野良猫と触れ合うと痒くなることもあります。
ある程度「慣れ」も重要だと思います。
ファムズベビー
気休めかもしれませんが、わりと効果があったのが肌にワセリンを塗ること。
ワセリンがアレルゲンをガードしてくれるのか、塗っている時と塗っていない時では症状の出方が違いました。
ただ、ワセリンのベトベトに犬の毛が貼りつくという難点も…。
その難点が気になるなら、ワセリンと同様、肌を保護する役目を果たしてくれるファムズベビーがおすすめです。
ムース状で出てくる保湿剤で、肌に馴染むとサラサラ。
子供&動物がいると水仕事が多いので、私もハンドクリーム代わりに使ってます。
イハダ
それから何気にいい仕事をしてくれるのが花粉用のスプレーイハダ。
しかし花粉なら期間が限られてますが、犬猫は365日一緒にいるわけで…。
毎日スプレーするのもちょっとなぁ…。
ペタルクレンズ
というわけでもうひとつ、ペタルクレンズ。
こちらはペットの方に塗るローション。
被毛に塗る事でアレルギーの原因となるフケを飛散しにくくするみたい。
犬用、猫用があります。
ピュリナ プロプラン リブクリア
「ピュリナプロプラン リブクリア」という、猫から出るアレルゲンを減少させるキャットフードを食べさせるという手も。
ただしいずれ腎臓病など食事療法が必要な疾患にかかる可能性がゼロではないのでこればかりに頼るのはリスクが高いかなと思いますが、子供が小さい頃限定で使用してみるのもアリなのかなとは思います。
生まれた時からペットを飼っているとアレルギーにならない?
よく生まれた頃から犬や猫と暮らしている子供はアレルギーになりにくいという説がありますが、あれは嘘っぱちじゃないかと思うのです。
周りを見ても、生まれる前から犬猫がいる家の子は犬猫アレルギーが多い。
みんな「アレルギーだけど犬猫を手放すなんて無理!」と、折り合いをつけながら共生しています。
要はアレルギー体質が遺伝しているかどうかってだけじゃないかと。
そんなことを考えています。
ペットとの生活は素晴らしい
アレルギー児がペットと生活するには手間も必要経費も通常よりはかかりますが、それ以上に得るものはたくさんあります。
「無償の愛情」は、親である私よりも動物から学んでいるような気もします。
呼吸器にひどいアレルギー症状が出るなど、どうしても共存が難しいケースも多く存在します。
アレルギーだからペットを手放すという選択は最終手段として、まずは出来る対策を試してみるのも有効な手なのではないかと思い、我が家の対策をご紹介しました。