我が家の長女(2006年生まれ)も次女(2009年生まれ)もアレルギー体質です。
特にひどいのは長女のスギ花粉(クラス6以上、測定不可)。そして犬、猫。
これまでに何度もアレルギー検査を受けました。
アレルギー検査には皮膚にアレルゲンを塗布して反応を見るものもありますが、子供達が受けたのは血液検査です。
初めての検査は、長女が生後6か月の頃。
最初の子ですし、まともに採血するのも初めてですし、あれは本当に辛かった…。
次女の時はわりと平気で

あぁ嫌がってるわ…
と観察していたなんてことは次女には秘密。
親も図太くなりますわ。
今回はそんな子供たちのアレルギー検査(費用や項目・結果など)と大人の私が受けたアレルギー検査について語ろうと思います。
アレルギー検査の費用と医療費助成について
我が家が住む自治体では現在、高校生まで医療費が無料のため、アレルギー検査も窓口負担なし(無料)で受けられました。
何の症状もなく「アレルギー検査を受けてみたい」といった場合は、3割負担、もしくは自費での支払いになるかもしれませんが、アレルギーと思しき症状が出ていて検査を受けた場合は助成の対象になるのではないかと思います。
その辺は検査を受ける病院に問い合わせるのが一番ですね。
ちなみに私も花粉症がひどいので受けてみましたが、自費ではなく3割負担の5000~6000円くらいでした。
子供のアレルギー検査ができる病院選びのポイント
最近は内科・皮膚科・耳鼻科などわりと多くの病院でアレルギー検査が受けられます。
とはいえ、小さい子供は採血自体が難しいため、「どこでも大丈夫」というわけにはいかないかもしれません。
長女が初めてアレルギー検査を受けた2006年当時は、今ほどアレルギーへの意識も高くなく、真っ赤に爛れた赤ん坊を連れて病院に行っても



1歳以下にアレルギーはない



これは乳児湿疹
と言うお医者さんばかり。
ただ一人だけ「時期が来たら大きな病院でアレルギー検査を受けたらいいかもしれないね」と言ってくれたお医者さんの言葉のおかげで、「乳児湿疹と言われるけどこれはアレルギーじゃないか…?」と考えるきっかけとなり、その後の治療に繋がりました。
生後半年を迎えても症状は一向に収まらず、アレルギー検査を受けることを決意。
長女の初めてのアレルギー検査は、アレルギー科の看板を掲げている病院でも数軒断られ、内科・小児科と喘息の治療をしている病院でやっと受けられることになりました。
この病院の主治医とは治療方針が果てしなく合わず、その後少し遠くにある小児アレルギー科に転院しましたが、どの病院も検査の流れはほぼ同じでした。
アレルギー検査の項目
2017年春、久々にアレルギー検査を受けたところ、39項目を一度に調べられる検査方法(View39検査)が登場していました。


それ以前に受けたアレルギーの検査では、たくさんのアレルゲンのうち13項目を選び、調べることができました(13項目までが保険適用だそうです)が、さて一体何を調べたら良いのやら…というのも正直なところ。
専門医やアレルギーに詳しいお医者さんならそこで相談しながら決められますが、重篤なアレルギー症状を起こさなくなり近所の普通の内科クリニックで受けた時は「検査項目は自分で決めて」と言われてちょっと困りました。
なのでアレルギーを起こしやすい、生活に支障が出やすい項目があらかじめセットになっているView39検査はありがたい(View39検査にはないアレルゲンを調べたい場合は、従来通り項目を選んで検査することも可能です)。
アレルギー検査自体は採血さえできればわりとどこの病院でもしていますが、その後正しい治療を受けたい・もっと詳しい検査を受けたいと考えているなら、なるべくアレルギーに詳しそうな病院を選ぶことをおすすめします。
アレルギー検査の結果
検査の結果は1~2週間くらいで出るので、病院に聞きに行きます。
ちなみにこれは長女が5歳の時の検査結果。


木、生えすぎ(笑)
長女だけでなく私も年間を通して様々な花粉にアレルギー反応を起こします。
長女が測定出来ないほど数値が高いなら、花粉症の私も調べたら長女の治療の参考資料になるかもしれないと考えて3割負担で自分も検査を受けたわけです。
そしたら私もスギ測定不能。
犬アレルギー、猫アレルギーもありました。
一緒やん。
長女のアレルギー検査結果を受けてずっと心配だったけど、自分の結果を見たらアレルギーでもちゃんと生きてるから大丈夫と思えた瞬間。
乳幼児の血液検査=恐怖のグルグル巻き
ちなみに、わけも分からず泣いて暴れる赤ん坊の採血はとても大変です。
親から離されていきなりベッドに寝かさせただけで泣きますから。
おまけに腕はプヨプヨ。
血管は細い。
暴れる。
そんな生き物にピンポイントで針を刺せるわけがありません。
長女は採血をする腕以外をバスタオルでぐるぐる巻きにされました。
見た目は可哀相な感じですが、これも子供を守るため。
それでもムチムチの腕からの採血は難しそう。
看護師さんは長女の腕に蒸しタオルを当てて、採血に成功していました。
その後同じ病院でもう1回検査を受けましたが、その時の看護師さんは蒸しタオルなしで「ダメかな~?」と呟いていたので、蒸しタオルの件を話したら早速実践。
見事採血に成功していました。
最初の看護師さんはデキる看護師さんだったようです。
その後転院した病院は大きな市民病院。
採血や点滴を行う専用の部屋があり、
「お母さんはきっと辛いと思うのでお子さんだけ預かりますね♪」と、子供だけ連れて行かれ、待合室で絶叫を聞くことに。
う~ん、どっちが良いのだろうか。
多分目の前でぐるぐる巻きにされることに抵抗を示す親御さんも多いのでしょう。
子供もきっと親がいると甘えが出るし。
どちらにしても採血に関しては親は素人なんだから、プロにお任せするのが一番です。
アレルギー検査は子供も親も精神的な疲労がとても大きい検査ですし、数値が出たからといって必ずしも症状が出るとは言い切れません。
逆に陰性でも症状が出ることもあります。
私にとっては子供達のアレルギー治療の方針をはっきりと決める材料になったし、半年ごと・1年ごとなど定期的に検査をすることで治療の成果やアレルゲンの変化を把握することができたので、受けて良かったと思っています。
検査結果と実際の症状の違いや、成長にともなう変化、学校での対応などの詳しい記録は
▶︎こちらの記事にまとめています

