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高校の選び方と親の役目【環境はすごく大事!|長女の場合】

無事第一志望の公立高校に入学した長女。
今、ものすごく楽しそうにしています。
長女が入学した高校に通う生徒の偏差値の幅は65~72くらい。
頑張って頑張って合格した子もいれば、アクセスが悪い地域にあるもう一つ上の高校に行くよりは通学時間や学校のレベルに余裕を持たせて選択する子も比較的多い印象。
長女は朝から晩まで勉強!というのは苦手な人なので、塾ではそれなりに勉強して家庭学習一切なしという状況で入れる範囲の中から最終的に自分で第一志望を決めました。
この高校の生徒は自主学習が身についている子がほとんど。
勉強も部活も遊びも全力!という環境で、長女も思わずつられて勉強するようになりました(さすがにしないと授業内容が容赦ないともいう)。
テスト前になれば最後の授業が終わったらそのまま席について👧さぁ勉強…な皆さん。
ロードレース大会の前は👧〇〇公園で走ろう!と自主練をする皆さん。
部活は👧今年も全国大会に出ましょう!と意気込む皆さん。
休みの日は👧何も予定がないなら遊びましょう!という皆さん。
👨👩さぁ聞きに来なさい!と言わんばかりにオープンな職員室。
なんて素晴らしい環境なの。
中3になっても

将来の夢もないし、高校と言われてもよく分からないし…大学には行きたいかな?
とボーッとしていた長女にアドバイスしたのは



将来やりたいことが出来た時、少しでも選択肢を広げるために自分が行ける範囲でなるべく偏差値の高い高校を選んだ方がいい。
生徒のほとんどが高卒・専門学校に進学する高校に入ってから大学に行きたいと思ったら、人よりもっと努力しないといけなくなるから。
それなら最初から大学進学を前提に体制を整えてる高校に。
そこから専門学校等に行くことは何ら問題はないから。
ということ。
というのも私も長女と同じくらいの偏差値はあったものの、中学に入ってすぐに親の病気や何やらでサポートしてくれる人が皆無。なんかお金もなさそう。塾に行きたいと頼んだら却下。先生もハズレで今思うと適切な進路指導もなし。
で、結局自分で選んだのは、交通費がかからない・何があっても絶対落ちない公立ということで、自転車で行ける範囲から選んだ高校は自分の偏差値よりもかなり下の高校でした。
高校には優しい友達がいて先生もよくしてくれましたが、長女の通う高校には絶対にいない雰囲気の人もたくさんいたし、校内の雰囲気もなかなか…。
その高校から進学出来るのは指定校でそれなりの大学と短大と専門学校。
一般入試で受験するなら、高校の授業では大学受験の範囲まではカバーしていないので予備校に通わなければなりません。
でも予備校に行くお金はありません。大学に行くための進路ガイダンスも高校では行わないので予備校に行けないなら自力で情報を集めなければなりません。
受験しない人がほとんどの環境で頑張るってなかなか大変な事ですが、それが大変な事なんだ!とも気付けません。
子供にとっての環境ってそういうことだと思います。
おまけにひどいことに長女が中3になった頃、母に「今の高校受験には模試の結果を持って親が私立高校に行って確約というのを取るんだって」と話したら、「昔からあったわよ!お姉ちゃんの時行ったもん」と。
私の時は…。しかも模試も複数回受けたうちの2回分の結果を提出するのに私1回しか受けてないような…。
母はよく「子供は勝手に育つ」と言いますが、なんか違う、なんか違う…と私は葛藤を。
そんなわけで私は「勉強しなさい!」「部活なんて無駄!」「ワークをやって!」とかそんな親ではありませんが、親がするべきサポートは可能な範囲で惜しみなくして、兄弟姉妹を分け隔てなく、子供自身には学生としてするべき苦労や努力をしながら目標に向かって進んでほしいと願うようになりました。
子供って偉そうにしていても何でも知ったような顔をしていても知らないことだらけですから。
勉強したくない&親への反発などから「ここでいい」と一切努力せず入れる高校を選ぼうとすることもあります。
それも本人の希望と言えばそうなりますが、やっぱりそこはひとつ意思を持つ一人の人として認めながらも親の助けが必要な場面ではないかなと思います。
高校は偏差値が高ければ良いということではないんです。
無理して上位校に入って辛くなることも、基礎学力から10も20も下げた高校に入ることも、どちらも何となく居心地の悪い妙な違和感に繋がるのではないかなと。
スポーツを頑張りたいとか芸術系に進みたいとか偏差値関係なく絶対にこの高校に入りたいとか具体的な目的がないのであれば、高校生の間はそれなりに努力した末の学力・能力と同程度の環境にいることが子供にとってはベストなのではないかと思っています。
後悔しない高校選び
中1、中2を対象とした学校説明会も年度末に行われることがあるので早い段階から色々な高校を見てみるといいかなと思います。先日、中1の次女を誘ったら「まだいい」とのこと(笑)
将来の夢がある子ならその夢に近い進路実績があるかどうかを学校の資料から分析することも良いと思います。
続けたい部活があるならその部があるかどうか、部活の活動内容なども調べておくと良いかな?
長女が第一志望の高校を決めたのは中3の11月頃。
長女の場合特に将来やりたいこともなかったので、自分の学力付近の高校をリサーチ。
模試の結果から偏差値65~73の範囲の高校をピックアップして、



ここは嫌



ここは模試の会場だったから行ったけどなんか嫌だった



ここもなんか違う
と、まずは消去法で絞りました。
長女の場合消去しすぎて早々に候補がひとつ(+併願校)になりましたが、こういう最初の印象って侮れなくて、私は併願校を見に行った時に何だか違和感がありました。
次に第一志望の高校を見た時「長女ちゃんの居場所だ」と漠然と感じたし、実際入学してみると長女に本当に合った環境でした。
学校見学
志望校を絞ったら学校見学へ。
コロナ渦ということもあり市内の高校や私立高校のいくつかはWEB説明会になったり中止になる中、長女の志望校と併願校の説明会・見学会には参加出来ました(文化祭はどこも非公開)。
長女は説明会の後に参加した部活見学で覗きに行った部に入部しました。
あの時接してくれた優しいお姉さん達の存在もこの高校に入りたいという気持ちを後押ししてくれたのではないかなと思います。
面談
第一志望を決めた頃、ちょうど年内最後の三者面談がありました。
そこで第一志望と併願校(後述)の確認をして、中3の学年評定(予定)を教えてもらい、「会議の結果、内申は十分。学力テストの結果から見ても挑戦出来ます。頑張ってね。」と背中を押してもらいました。
ここで内申が足りないとか再考する必要があれば要相談となるとのこと。
長女は中2の夏から塾に通っていたので、塾でも先生と私の面談(作戦会議?)がありました。
過去のデータを見せてもらい、長女の合格可能性は十分であること、間違えがちな部分など注意すべきことを教えてくれます。
長女の場合家では本当に一切勉強しないので、塾に通わせて効率よく勉強させてもらえて本当に良かったです。
それに塾の先生と私の話し合いは学校の面談よりも頻繁で、「えぇー本当に大丈夫なんですか?」といつも不安がる私に「大丈夫!」と言ってくれるのがすごく心強かったです。
ちなみに長女が通っていた塾は受験直前でもカンヅメにはせず、受験対策講座は土日のどちらかの朝から夕方まで程度。
合宿のようなものもなし。あとは通常通り週3回の通塾だけでした。
併願校選び
長女は第一志望の公立高校に無事合格しましたが、合格しない可能性もあるわけで。
そんな時、「もし公立に落ちてもこの高校ならいい」と思える併願私立を選んでおくことは、気持ちの上でもすごく大事だなと思いました。
本人もですが、高いお金を出すことになる親としても。この高校なら!と思いたいところです。
長女の場合はここ!という私立高校が見つからないまま…。
立地と偏差値が大体同じで、説明会に何度か行ったものの私としては



なんかちがう!
という気持ちになる高校を併願校にしました。
悪くはないと思うのですが、長女には違うような…。
でも長女には言えないし。
塾の先生にその話をすると、「第一志望なら長女さんの内に秘めたものが開花すると思う。併願校は『その学校の生徒』として決まったレールがあるかもしれませんね…」と教えてくれました。
そう、長女は内側にものすごいものを秘めてる。義務教育下ではごく一部の勘の鋭い人にしか気付いてもらえないような。
そして今、思い切り開花してます(笑)
ちなみに長女は公立入試の後、いくつかの間違いに気付き、



やばい…別の私立受けておけば良かった…
と思ったのだとか。長女も違和感があったのか。
学校説明会は感染症対策で受け入れ人数を制限していて気付いた時にはもう締め切りという高校もわりと多く、説明会に行きそびれた!という話を何人かから聞きました。
私立高校の受験ルールは学校や地域によっても違いがあると思いますが、我が県は特定の民間の模試の結果を持参して基準に達していたらほぼ合格の「確約」という謎ルールがあるので、その謎ルールの詳細を仕入れるためにまずは夏休み中~2学期初め頃には1,2回学校説明会に参加する必要があります。
そしてその後、学校説明会に参加した実績のある人のみが個別説明会に駒を進め、成績によっては「確約」をもらえるという…。なので「説明会に参加する」というのは結構重要です。夏前には調べて早めに説明会に行ける準備をしておくと良いと思います。
長女は無事第一志望に合格し、高校生活を謳歌する姿を見て親としては感無量。
私から「将来の夢が決まってないなら選択肢を広げるために」なんて言われて入学した進学校では、入るなり「将来を見据えて方向性を決め、学業に励むように」とのお達しがありました(笑)
ちなみにそこまでコツコツと努力を重ねたわけではない長女は今、コツコツ努力をすることが身についている同級生の中で若干焦っています。
高校入学後の進路説明会では、「中学の成績は関係ありません。『これからいかに努力が出来るか』です。」と先生から話がありました。
まさにそこで躓く長女。友達の影響で勉強してみてはいるものの、そこまで身が入っていないというか…。
保護者面談でも「長女さん賢いでしょう。だから教わったことをその場で理解出来てしまうんです。分かったつもりになって復習せず覚えないから、テスト前に一から勉強することになる。だから能力に見合う成績を残せない。」と担任の先生からズバっと指摘されました。
努力も能力のうちなんだなぁとヒシヒシと感じる今日この頃。
長女は次は大学受験なので、学校を決めるのも受験勉強も親はあまり介入はしません。
学校の指導が充実しているし、本人が必要だと言えば予備校に通わせてあげるくらいかなと思います。
長女ちゃんガンバ!
反省を踏まえ…
我が子の成績ならそんなガツガツ勉強する必要はないし…と長女の時はユルユルの塾を選びましたが、反復学習を習慣付ける必要があったなとすごく思います。
中1の次女も小学校の頃から通う英語教室の先生に「次女ちゃんに足りないのは反復学習」と言われています。
二人揃って…ということは私にそれを習慣付ける才能がないのでしょう(笑)
親に教える才能がないなら潔く外注しよう!ということで、反復学習をしまくる塾に入塾を決めました(私が探してきた塾にの冬期講習に行ってみて、本人がここなら入りたいと決めました)。
次女は長女とはまるで違うタイプなので長女と同じようにとはいかないとは思いますが、まだ中学生の子供が高校受験という人生の岐路に多分初めて立った時、一番望む道に進めるように、もし第一志望が叶わなくてもここでもいいと思える道に進めるように見守ってあげたいと思います。